アメリカでの会社法人の選択肢

【Choice of Entity(法人形態)】

  • Corporation(株式会社):米国の株式会社にはC-CorporationとS-Corporationの2種類がある。いずれの場合も、株主は有限責任で、一般的に会社の損害が株主に直接及ぶことはない。一般的に「S」は税金面で有利といわれているが、株式会社や米国外の居住者はこの株主になれない。上場会社はすべて「C」。
  • Limited Liability Corporation(LLC)とLimited Liability Corporation Partnership(LLP):有限責任会社と有限責任事業組合。近年アメリカで設立される法人の7割以上がこの形態を取ると言われている。一般的に税金や会社運営に有利な形で、また不動産投資にも適しているが、万能ではない。
  • General Partnership:合名会社(一般組合)。投資者全員が会社の損害の無限責任を負う。税金面で有利な点がある。
  • Limited Partnership:合資会社(有限責任組合)。無限責任のゼネラル・パートナーと有限責任のリミテッド・パートナーが投資。税金面で有利な点がある。
  • Solo-Proprietorship:税金面で有利な点があるが、ビジネス上の損害に関しては無限責任。